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腎臓のついてよくある質問

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Q
クリニックに来られる患者さんはかなり症状が進んでしまった方が多いのですか?
Q

そんなことはありません。

当院の腎臓内科外来に通院されている方は、
血尿だけでタンパク尿がない(つまり、軽症の腎炎)方から、
腎機能が悪くなって透析を間近に控えた方まで、いらっしゃいます。

私たち腎臓内科医としては、腎機能を悪化させない、
透析を回避することがとても大切な仕事です。

できれば、タンパク尿がでたという状態、
しかも早期のうちから診させていただければありがたいと思います。

しかし、現実には、腎機能が悪化してからご紹介をいただくことが、
稀ではありません。
そのような場合には、残念ですが、透析を始めることを前提に、
治療をさせていただくことが多いのです。

現在のところ、腎機能が正常な腎炎の方がおよそ7-8割くらいです。
ご心配になさらずに、一度来院してみてください。



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Q
腎臓の治療での経過観察は、検尿・血液検査・エコーと説明があります。これらはどれくらいのペースで行うのでしょうか。また、通院はどのくらいの間隔でしょうか。
Q
その方の状態によって異なります。
検尿所見、血液検査の結果が安定していれば、通院(=検尿)は2か月に1回、
採血は年に2回程度で十分と思います(それよりも少ない方もおいでです)。

タンパク尿の多い方では、毎月検尿を行わせていただいております。
腎機能が低下している方では、毎月、あるいは2か月に1回の採血を行います。

エコーは、腎臓の大きさや、(血尿が主の方の場合)結石や腫瘍が ないのか
どうかを確認するための検査ですから、通院していただいて、
早期のうちに、1度お受けいただければ 何回もお受けになる必要はありません。

ですから、通院は、月に1回から、半年に1回くらいまでの方が
いらっしゃることになります。



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Q
腎生検という検査をすすめられているのですが、クリニックで受けられますか?またどのくらい時間がかかりますか。
Q
腎生検は、腎臓の組織を診る検査で、入院を必要とします。
(アメリカでは日帰りで生検を行う病院もあるようですが、
日本では入院が原則です)

私たちのクリニックには入院施設がありませんので、
総合病院(県立総合病院か市立静岡病院)に紹介をさせていただいております。

すべての方に腎生検を勧めているわけではありません。
腎生検のおすすめする場合です。

1)お若い方で、タンパク尿の多い方
(来院時の検尿で、タンパクが常時+2〜+3となる方)

2)年齢と関係なく、急速に腎機能が低下してきている方

腎機能が正常で、タンパク尿が出ていないか、
あるいは出ていてもわずかであれば、
腎生検を行わなくても、経過を見ていくことは可能だと考えております。


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Q
タンパク質をとりすぎるのは腎臓に良くないと聞きました。本当ですか?
Q

タンパク質の過剰な摂取は、たとえ腎機能が50%以下でなくても糸球体に負荷をかける可能性があります。

タンパク質を摂りすぎると、不要なタンパク質は尿素窒素に代表される尿毒素になります。
この尿毒素は腎臓からオシッコの中に捨てられなければなりません。
たくさんの尿毒素が体から捨てられるためには、腎臓はよけいな仕事をしなければならないのですから、それで腎臓に負担がかかるのです。

腎機能が正常の50%ということは、おおざっぱに言って糸球体の数が正常の50%に減ってしまっていると考えて差し支えありません。
そうすると、通常のタンパク質の量を食べたとしても、一つ一つの糸球体は、正常の場合の倍の量の尿毒素を処理しなければならないのです。

タンパク質を摂りすぎると、糸球体内の圧力(これが「濾過圧」です)が高まって、糸球体に負担をかけることがわかっています。
また、タンパク尿は、尿細管というオシッコの通り道を通る際に、その尿細管にダメージを与え、その結果として糸球体にも障害が及ぶことも知られています。

また、尿毒素の中には直接腎臓に悪影響を及ぼす物質があることも知られています。

このような理由から、腎機能が低下している方には低タンパク食が勧められるのです。